全国の書店員による、おすすめ本のフリーペーパー「晴読雨読」通称"はれどく"の公式ブログです。


by haredoku

プロフィールを見る
更新通知を受け取る

カテゴリ

全体
ごあいさつ
配布店一覧
『はれどく vol.12』
『はれどく vol.11』
『はれどく vol.10』
『はれどく 別冊』私の本屋大賞
『はれどく vol.9』
『はれどく vol.8』
『はれどく vol.7』
『はれどく vol.6』
『はれどく vol.5』
『はれどく vol.4』
『はれどく vol.3』
『はれどく vol.2』
『はれどく 創刊号』
試し読み部
はれどく 旅部
未分類

検索

その他のジャンル

『はれどく vol.7』 後篇

d0315665_11184010.jpg


『あおぞらビール』森沢明夫 双葉文庫 9784575713916 ¥648 + 税
『ゆうぞらビール』森沢明夫 双葉文庫 9784575714166 ¥630 + 税
語られるエピソードの数々に男は共感と憧れを抱き、女は「オトコって馬鹿な生き物ね」と思う。男と女が唯一共有できるもの、それは爆笑。
【蔦屋書店 イオンモール幕張新都心(千葉県)後藤美由紀】

『聖書男(バイブルマン)』A.J.ジェイコブズ/阪田由美子 訳 阪急コミュニケーションズ 9784484111117 ¥2,600 + 税
日頃、よほどのことが無い限り、宗教とは深く関わらない人にこそ読んで爆笑して欲しい本です。分厚くて大変かと思われますが、自分が気になったとこだけ読めば良いような…(著者は真剣そのものですが)。
人間の本質的な知的好奇心が、この『聖書男』には詰まってます。読み終わったあと、何が残るでしょう? そんなワクワクを満たしてくれる一冊です。ついでに、気が向いたら旧約、新訳聖書の読破もお勧めします。
【きー@ツィッター @keyblackcoffee】

『絶叫委員会』穂村弘 ちくま文庫 9784480430663 ¥680 + 税
「でも、さっきそうおっしゃったじゃねえか!」
クライアントの意向に従って修正したプランを、前言を覆すかたちで否定され、堪えかねて叫んだ(友人の)同僚の言葉。日常の中の「偶然性による結果的ポエム」という、歌人ならではの言葉への視点に、想像力を刺激する笑いがあります。
【明林堂書店 大分本店(大分県)前畑文隆】



d0315665_11221145.jpg


『ラブコメの法則』東山彰良 集英社 9784087754186 ¥1,500 + 税
メリーもくびったけ・・・いや、まっさお!? メリーどころかギリーもビビアンもモリーもアナもひっくり返るラブコメの法則。おげひん、シモネタ、くだらなすぎるアレコレ・・・苦手な方はご遠慮ください!!
【丸善 津田沼店(千葉県)酒井七海】

『めくるめく』田丸さと マッグガーデン(全4巻) 9784861276224(1巻) ¥571 + 税
平穏なはずだった。有國が決闘状を送ってくるまでは。不良顔で損した日があったとしても。ときっと善はそう思っているだろう。ゆる~く、濃いメンバーの高校生活を頭のネジ緩めてどうぞ。
【未来屋書店 亘理店(宮城県)松本めぐみ】

『窓から逃げた100歳老人』ヨナス・ヨナソン/柳瀬尚紀 訳 西村書店 9784890137060 ¥1,500 + 税
笑い…うーん、今年ここまで(7/25現在)読んだ本だとコレかなぁ。だってさ、象の○ンコ踏んでこけたところに象が座り込んできて死ぬとかもう笑わなしゃあないやん。昔の筒井康隆を彷彿とさせるドタバタ、笑うわ~。
【紀伊國屋書店 京都営業部(京都府)川村学】

『まめねこ』(既刊3巻、以下続)ねこまき さくら舎 9784906732470(1巻) ¥1,000 + 税
抱腹絶倒とまではいかないですが、一緒に暮らすことになった子ネコたちと、普通だけど超個性的な家族との日常が、平凡なのににぎやかで、思わず笑みがこぼれて猫のいる生活が楽しめます。私は「肌色」が好きです。
【七五書店(愛知県)森晴子】



笑いのおすそ分けは本に限る
d0315665_11261960.jpg

 笑う、というのは何も大口開けてガハハと笑う呵呵大笑だけではない。ではないのだが私は「あはは」と笑う。正しい笑い方の教科書がもしあれば、お手本通りだと思う。多分。中学生の頃その笑い方を友人に指摘されて恥ずかしい思いをしていたら、当時好きだった男の子が「アハハと声に出して笑うのが一番体にいいんだよ」と助け舟を出してくれた。あれ、両想いだったのじゃないか13歳の私! おかげで思春期に人前で笑うことを恥ずかしいと思わなくてすんだ。今でも笑うたびに彼のことを思い出し・・・たりはしないけれども感謝している。
 本を読んで「あはは」と笑えているうちはいい。堪えようとしても堪えきれずブハハ! と吹き出してしまう本がある。その「ブハハ本」の鉄板中の鉄板が「爆笑テストの珍解答500連発シリーズ」(鉄人社)だ。これが腰が砕けるくだらなさ。自分のバカを棚に上げて笑い倒すのが正しい本書の読み方。
 気持ちよく笑える「アハハ本」としては売れっ子女芸人オアシスの大久保佳代子さんの「美女のたしなみ」(徳間文庫)。美女? 美女って! とまずタイトルに突っ込みたくなるわけですが、(←失礼)。自身の容姿をネタにしてブレイクした彼女らしい、合コンやら何やらの男にまつわる小話が思わず吹き出す面白さ。身を削るってこういうことを言うんですな。
 この本を売りたいがために何度もフェアを組んだ思い出があるのが「死にたい」(バジリコ)でもこれ現在品切れ中でもう仕入れられないんです。死にたい。と、いう風にオチが必ず死にたいで締められている本でした。
 面白画像を集めた「ジワジワ来る○○」(アスペクト)も涙が出る程笑いました。こうやって並べてみると後腐れのない、使い捨てるタイプの都合のいい女のような笑いが私の性に合っているよう。
 一人きりで心ゆくまで大笑いするのもいいけれど、それってなんだかちょっと寂しい。笑いは誰かと分かち合ったほうがいい。「ねえこの本見て! 超面白いよ」と笑いがさざ波のように広がっていく。学校で、会社で、同じ本を読んで涙が出る程笑う。なんて平和な昼休みの風景であることか。はれどく読者の皆様。どうぞ、笑いのある素敵な昼休みを!
【成田本店 みなと高台店(青森県)櫻井美怜】



「笑える本」は書店を救う!(ただし売れた分だけ)
d0315665_11315439.jpg

 残暑ざんしょ。アツいアイツ。氷を小売り。地球温暖化対策の切り札はオヤジギャグの普及しかない、と確信する自分にとっての座右の書はKYではなく敬愛する多治家礼(ダジャ・レイ)先生による『ダジャレ練習帳』(ハルキ文庫)である(こういう本が書店の棚にすまし顔で並んでいる光景がたまらなく好きだ)。「読んでくだシャレ」のフレーズに誘われてTPOにOJT(応じた)テキストで学ぶこと十数年。一向に気の利いたシャレの腕はあがらず腰を痛めて脳内ヒートアイランド現象が異常過熱。レイ先生にお礼も言えずに困惑の日々(振り出しにもどる)。
 落伍者となってから頼るべきはやっぱり落語家。汚れたときは風呂に行け。困ったときはプロに聞け。「ご遺族は今、悲しみのズンドコに沈んでいます…」の帯文も眩しい立川談四楼師匠(失笑ではない)の『声に出して笑える日本語』(光文社知恵の森文庫)を読めばまさに王道の笑いに出合える。伝統芸の安定感。シャープな切れ味が魅力の一冊。人前で読むときは十分にご注意を。
 微笑に苦笑。後からジワジワとくる笑いを味わいたければ花壇の野菜よりも歌壇の鬼才。穂村弘氏の『絶叫委員会』(ちくま文庫)を絶対的にオススメだ。シュールでクールでナンセンス。「でも、さっきそうおっしゃったじゃねえか!」思わず口に出してしまったフレーズが何とも奇妙で微妙な空気を醸し出す。歌謡曲の歌詞や街頭演説に電車の吊り広告、果ては妻の寝言まで…日常生活からこぼれ落ちた笑いの集積がここにある。
 ここまで既刊の文庫判ばかりを紹介してしまったが新刊の単行本もたいそう元気だ。啖呵を切るより短歌を詠むより担架に乗るより(しつこい!)単価を上げよ。表紙の写真からとびきりの笑顔が満載の『ど・スピリチュアル日本旅』(幻冬舎)は爆笑を通り過ぎて哄笑間違いなし。著者はあのたかのてるこ氏。ガンジズ河を皮切りに世界中を旅していた彼女がついに日本逆上陸。想像を超越した逆輸入的な面白さが! とりわけ娘以上に強烈キャラの「おかん」と旅した伊勢珍道中は神様もビックリ。神々しい聖地でこの騒々しさ。ご利益よりもバチあたり? しかし読めばとんでもなく元気になること間違いなし。妖しいビタミン剤よりこの本を。笑いが幸せをもたらす事を実感できます。
 頼まれてもいないが最後に謎かけをひとつ。「高校球児」とかけて「書店員」ととく。そのこころは「汗水流して白球(薄給)を追いかける」お後がよろしくないようで、深く反省。笑えなくてすみません。
【三省堂書店 神保町本店(東京都)内田剛】



連載 店長・成川真の〝右往左往〟
d0315665_1138639.jpg

 みなさま、【よつばと!】という歴史的漫画をご存じでしょうか? なんとご存じない? でしたら、今すぐ書店に走れっ!
 …………とりみだしまして失礼いたしました。つきましては、これより私も真摯にこのコラムを進行させたいと考えております。これから気をつけます。
 あずまきよひこ作『よつばと!』(アスキー・メディアワークス)は 〝 もはや『サザエさん』や『ちびまるこちゃん』に匹敵する国民的漫画 〟 と個人的に決めつけておりまして、反論もいっさい受けつける気はないのですが、もし反論やクレーム等がありましたら、すべて、別ページでコラムを書いておりますアヒルの方に言っていただけますでしょうか。
 さて、この漫画が世間の皆様の人気を獲得し、私の心を奪った要因はたくさんありまして、あげていくとこのコラムが終わってしまいますので割愛させていただきますが、そのひとつの要因に 〝 笑いの要素 〟 があることはまちがいございません。
 主人公・よつばの行動が、かわいらしくて、そして笑える。しかもレベルが高い! 個人的に大好きなのは、よつばのとーちゃんが 夢 の 中 でお菓子を食べてしまい、寝ぼけたよつばがとーちゃんに「ゆめでもあやまって!! ゆめでもだめでしょ!! おとななのに!」と詰め寄るシーン。あ、ネタバレすみません。気になる人は買ってください。
 このように、大人にとっては理不尽でも、子供にとってはごくごく当たり前の世界が、とてもおもしろかわいく描かれているわけです(あずま先生、すごいな……)。
 ただ、子供と関わる機会の多い方にとっては、意外と『よつばと!』はあるあるネタだったりするかもしれません。「うちの子、よつばみたい!」と思っているご両親は意外と多いような気がします。
 ええ、うちにもいるんです……よつばが……。
 先日、ボクの友人たちみんなでデイキャンプをやることになりまして、まあデイキャンプといっても結局バーベキューなんですが、やったんですけども。そこに小学生の娘を連れていったんですね。人見知りをまるでしないうちのよつばは、初対面の大人たちにいきなり違和感なく溶けこみ、とーちゃん(私)のプライベートでのマル秘行動を暴露したりするわけです。
 まあまあ、ここまではよくある話なのですが、小さな子供が初対面で何人もの大人の顔と名前を覚えられるはずもなく、わかりやすいあだ名をつけて覚えようと決心したわけです。「じゃあ、この人は……〝 おじさん 〟。この人は……〝 白いおじさん 〟。この人は……〝 黒いおじさん 〟」
 はい、全員、おじさんです。シャツの色で選別です。ああ、一人だけ、〝 ハワイアンズ 〟 と名づけられた人がいます。正解です、シャツがアロハだからです。しかも、なぜか複数形です。
 そんなうちのよつば、書店員の娘にもかかわらず、まったく本を読みません。とーちゃんは本ばっか読んでるのに、テレビと漫画大好きです。そんな娘がこの前「なんかおもしろい本買ってきて」というので、張り切りましてね。よっしゃ、ここは本屋さんやってるとーちゃんの腕の見せ所! というわけで、角田光代さんの『キッドナップ・ツアー』(新潮文庫)を買っていったわけです。何しろ夏休みだったので、時期的にもバッチリ! 二か月前からいなくなっていた実のお父さんにユウカイされちゃう小学生のお話。いや、ミステリものじゃないです。とってもいいお話なので、オススメです。
 そんなあらすじを話しながらうちのよつばに本を手渡すと、即座に「パパはそんなことしたらダメなんだからねっ!」とお叱りの声が。「ダメかぁ。ディズニーランドにユウカイしてもダメかぁ」というと、「………………………………それはいい」と、ほんと小さな声が返ってきました。
 こんな風に子供って、いつも天然のボケをかまして、それが大人の心をくすぐったりしますよね。そんな風景がつまっている漫画が『よつばと!』です。まだ読んだことのない人は、ほんっと、ほんっとに、今すぐ書店に走れっ!
 ど、どうして私がここまでっ、『よつばと!』をオススメするのだと思いますかっ!? ……だっ誰が誰にオススメじでもおんにゃじ、おんなじじゃと思っでぇ! ウハッハーン! それなら、オレがぁ! オススメしようと思っでぇ! あ、あなたにはわからないでしょうね!
  ………………………………ゴホン。えー、みなさま、私自身が感情的にならないように最初に申し上げましたのに、取り乱しまして申し訳ございません。
 この場で裸になって謝罪いたします。
【ブックポート203(神奈川県)成川真】



連載 アヒル書店員の無駄話ですガァ
d0315665_11401281.jpg

ガァ! はいどーもアヒルです。
いやー、前回の反響が続々と来ましてですね。
「読みましたよ。笑っちゃった。でも、はれどくにあれはどうなんですかね?」
「笑った。でも、あれはどうなの?」
「なにあれ?」
「・・・?」
うん! おおむね好評!

というわけで、滑り厳禁の地獄のテーマ「笑い」いってみましょう!

さて「笑いとは緊張と緩和である」と言ったのは、天才的センスで独自の笑いの世界を創り上げた、二代目桂枝雀ですが、この視点で面白い本を探っていきましょうか。あ、今回は「知的な笑い」に絞っていきますね。成るなんとかさんとは違うので。

例えば、SF作家スタニスワフ・レムの『完全な真空』(国書刊行会)という作品は架空の本についての書評集です。かなり難解そうな本についての書評ばかりということで読者とこの本の間には、知的な緊張感が漂います。しかしこの架空の本というのがむちゃくちゃな本で、絶対にこんな本は成りたたないだろって思うようなものばかりなんですよ。ここにその知的な緊張感とあまりのありえなさからくるバカバカしさという緩和で笑いが生まれているのです。ただし、突っ込み不在のボケだけなので、楽しむためには読者の知的レベルも要求されます。

このような本は結構ありまして。本格的で真面目な本に見えて、実は真剣に悪ふざけしている本、例えば架空の動物図鑑、ハラルト・シュテュンプケの『鼻行類』(平凡社ライブラリー)。鼻で歩く鼻行類という動物の生態について学術的な文章と詳細な図版を使って書かれた本です。また、最近復刊された『幻獣標本採集誌』(江本創、風濤社)幻獣の剥製を集めたこの本、モンスターの干物の写真が大量に載っていて、好き者にはたまらないのですが。剥製を提供したのが、謎のロシア人科学者A・ヒロポンスキー博士というね、すでに名前が出落ちですよ。危険ドラックどころじゃない。同じ作者の『幻獣標本箱』もオススメ。

すいません、今回ちょっとIQ高い感じの話ばかりですね。僕の賢いところが隠しきれずに出ちゃいましたね。では、最後にご紹介させていただく本ですが、これこそかなり知的レベルの高さが要求されてしまう本です。さて、その本とは。

『大うんこ展』(伊藤ガビン、タナカカツキ、パイインターナショナル)。この本は架空の「大うんこ展」という小学生が泣いて喜びそうな展覧会の公式図録です。ここには古今東西のあらゆるうんこの絵が収められています。大きなうんこ、ちいさなうんこ、たくさんのうんこ、芸術的な巻き方のうんこ、クロマニヨン人が描いたうんこ、不可能うんこ、宇宙うんこ。うんこは宇宙言語なんだぁとグローバルな気持にさせてくれる一冊です。
うんこー! さいこー!

・・・・・・

(はれどく編集長の背の高い人)「おいちょっと、アヒルこっち来い」
(アヒル)「あ、ボス!なんすか、なんすか」
(背が高い)「なんだこれ、締め切り過ぎた上に結局シモネタか?」
(アヒル)「いや、違うんですよ。今回のテーマ「笑い」を「緊張と緩和」という切り口で語るというですね、知的なですね、前半は難しそうな話で緊張させておいて、最後にうんこっていうね、、、さらに、うんこというと、出す直前までの緊張感と開放した後の緩和という、それがダブルミーニングにもなっているっていうですね、、、」
(鬼高い)「なに言ってんのかわからねぇし、苦情くるぞ」
(アヒル)「あ、それは大丈夫です。もし苦情がきた場合には、成川店長の所に全部丸投げするつもりですから」
(鬼)「連載も今回で終わりかなぁ~」
(アヒル)「あ、これパターンですか? も~わかりましたよ、やり直せばいいんでしょ。じゃあ最初から、、、」

ガァ!はいどーmo
【bibduck】



伊集院の話
d0315665_11453412.jpg

元々はメールマガジン用に書かれたエッセイをまとめたシリーズ「のはなし」
いつのまにやら刊行がすすみ現在では「のはなしに」「のはなしさん」「のはなしし」まで四冊が刊行されています。
気分がアッパーでもダウナーな時でも読めばイッパツ! ガツンとキマる活字ジャンキーの僕にとっての合法道楽。移動の間や、むしゃくしゃした時にパラパラとお気に入りの話を読む。「笑える話」から「心にグッとくる話」「くだらない話」等々を読んでいるといつしかヘラヘラ笑っている自分に気づく(涎は垂らしませんよ)。
数ある話の中でも伊集院さんの「死」に関する醒めたスタンスが興味深い。
親友の死や大師匠の死に際してもめんどくさがりで屁理屈屋の真骨頂を発揮してごねまくる。そこから透けて見えてくる死に対する不安や恐れをスルリと笑いに転嫁して(昇華はしない)。他人の目を気にせず笑いと言うオブラートに包んで書く本音とそこに見える愛情。
書き残すことで忘れてしまう事のないように。ラジオでの「黒い伊集院光」、TVでの「白い伊集院光」、と共に「エッセイの伊集院光」はともすれば消えて流れて行ってしまう「笑い」を活字としてこの世に残す為に書くのだろう。・・・多分違うけど。
TVのほんわかとした知的な彼とラジオでのリラックスしたブラックな彼。そのどちらのテイストも味わえるのがこのエッセイ。「細けぇ~な~」って思いながら共感し大笑いしてドン引くのが一番の味わい方だと思います。
そもそも伊集院さんに興味を持ったのは自分と同じ1967年生まれだと聞いてから。
身長も同じ183㎝。共に小さいころからの関東では希少種の同じパリーグファン(伊集院さんは日ハムで僕は近鉄ファン)。
そして奥さんが元・アイドル・・・ってところは同じではありませんがウチの奥さんもそれはそれでカワイイところもあるんですよ。
新婚当時、同居するうちの母親から「近所のスーパーマーケットでアスパラとバラ肉を買ってきてね」と買い物を頼まれた奥さん。「は~い」
ちっとも帰ってこないと思ったら一時間後ぐらいに電話が入り
「お義母さん! バラ肉が売って無いよ!! この店、牛と豚と鳥のお肉のコーナーしかないよ!」と言うカワイさ。・・・これがオチってどうなのよ?
そして、今週もまたいいトシして伊集院さんの深夜ラジオを聴く。いつまで聴くんだろう? 多分伊集院さんがラジオを辞めるその日まで。そしてラジオが無くなっても「のはなし」の続編を待ち続けよう。
【サクラ書店 ラスカ平塚店(神奈川県)栁下博幸】



作品リスト
d0315665_11481270.jpg

[PR]
by haredoku | 2014-10-10 11:50 | 『はれどく vol.7』