全国の書店員による、おすすめ本のフリーペーパー「晴読雨読」通称"はれどく"の公式ブログです。


by haredoku

プロフィールを見る

カテゴリ

全体
ごあいさつ
配布店一覧
『はれどく vol.12』
『はれどく vol.11』
『はれどく vol.10』
『はれどく 別冊』私の本屋大賞
『はれどく vol.9』
『はれどく vol.8』
『はれどく vol.7』
『はれどく vol.6』
『はれどく vol.5』
『はれどく vol.4』
『はれどく vol.3』
『はれどく vol.2』
『はれどく 創刊号』
試し読み部
はれどく 旅部
未分類

検索

カテゴリ:『はれどく vol.6』( 2 )

『はれどく vol.6』 前篇

『はれどく vol.6』 テーマは【re-born;再生】 !



d0315665_20295275.jpg
d0315665_20292270.jpg




新連載 アヒルの無駄話
d0315665_5431131.jpg

 ガァ! どーも、アヒルです。
えー、このたびはれどくリボーンという事で、新しい企画を大きな期待と共にここに登場することになりました。

 というしょっぱなから嘘をつきましたごめんなさい。そもそも、期待など、はなからされていないんです。
 4月に全国から変な書店員が集まる変屋大賞授賞式という、いや本屋大賞授賞式というイベントがありまして。そこではれどくの編集長? 首謀者? 背の高い人? が半笑い、いや全笑いで「はれどくVOL2の【はじめてのアヒル小説】、あれくだらなくてよかったよ、わらっちゃった、くだらねぇから」
(ここで宣伝。『はれどくVOL2』は、はれどくブログでDLできるんです!)
(どうすか編集長! この宣伝テクニック)
「で、またなんか長いの書いてよ(ゲラゲラ)」なんておっしゃるので、期待されてる! いいもの書くぞ! と思ってたら「そうだね、タイトルは【アヒルの無駄な話】とかどう?」「無駄なやつ書いてよ、無駄なの。無駄なページがあっても面白いよね(ゲラゲラ)」何回無駄って言うんだろうこの人は。。。と思いながらも「いいっすよ(ヘラヘラ)」と返事をしたわけです。

 おまえの文章は無駄だと言われながらも期待されるというもて遊ばれ感満載でお送りします。

 とはいえここは「はれどく」です。全国から変な書店員が集まる場なのです、あ違う、素晴らしい書店員が集まる場(店長・成るなんとかって人は除く)なのですから、本の話をしましょう。無駄な本の紹介とかどうですか。あ、出版社さんに断っておきますが、いい意味で無駄ってことですよ。石は投げないでくださいね(「いい意味で」万能説)。

『愛しのインチキガチャガチャ大全――コスモスのすべて――』ワッキー貝山・集/池田浩明・著(双葉社)

 七十年代八十年代にちびっ子だった我々にはおなじみのコスモスですよ。20円とか50円で買えてた、子供だましガチャです。
 ロッテと全く同じロゴでよく見るとロッチだった、あのビックリマンシールのパチモノで有名ですね。カプセルに入っているから端っこが丸く反っていてシールを交換しようとしてもすぐにバレたあれです。匂いでわかるっていう友達もいましたけど。いや、裏を見ろよ。
 はやりモノは何でもカプセルに入れるという節操の無さ。なめ猫、キン消し、スライム、全部パチものでした。ダイキャストっていうんですか、あの銀色のやつでできた工具とか武器とか集めていましたよね。ね! 倒産直前には、カプセルの中にカプセルの半分を入れて売るという斬新さ。
 そんなコスモスの商品がフルラインナップじゃねえのって思うぐらい集められて、しかも写真はカラーで1800円税別って誰が買うんだよこんな本。いや、買いましたけどね。双葉社さん時々こんな変な本出してわらかしてくれます。大好きです。

 さて、無駄な話はこれぐらいにしときましょうか。それではこれからも《よろしくハレドック》


・・・いや、昔ジャンプでね、『よろしくメカドック』という漫画がね、、、え? だめ? これで締めたらだめ? 台本がある? その通りにやれ。ですか。あ、なるほど。

 さて、無駄な話をしてしまい申し訳ありませんでした。しかし、俺達の戦いはこれからだ!! ご愛読ありがとうござ

・・・ちょっとまって。一回止めて。これ打ち切りの時に使うやつでしょ。わかった、最初からやり直させて。

ガァ! どーも、あhi

【書店員・bibduck】



神様おねがいもう一度……
d0315665_20341633.jpg

「もしも生まれ変われるなら、絶世の美女になってアラブの大富豪から息子の嫁にぜひとこわれ…」てなことを以前どこかで書いた覚えがあるのだが、その頃よりも成長した私はそんな他力本願は捨てた。もう一度人生を生きるなら後世に名を残す人になりたい。ってことで平安時代に遡って女流作家として生きてみたい。冲方丁『はなとゆめ』(KADOKAWA)を読んで清少納言への憧れが強まった。学校の授業では『枕草子』を書いたのは、女性ながら漢学に秀で生真面目で神経質で愚痴っぽく執念深い女だと習ってきたが、そのイメージがこの一冊によって大きく変わる。主人である中宮定子のためにすべてをささげる、その真摯な人生。千年もの長きに渡って読み継がれる随筆をどういう時代背景のなかでどういう思いで描きつづけたのか。女としての幸せを捨てて主に仕える身の切なさ、そしてその人生の深さ……あぁ、無理だ。清少納言にはなれそうにない。ごめんなさい。反省してこれからは真摯に生きます。
 真摯に生きる、といえば究極の極限状態においてその生きる姿勢は問われる。山下貴光『ガレキノシタ』(実業之日本社)は生と死の間で露わになる人間の弱さと強さを見せてくれる。ある日突然校舎が崩壊し、そのガレキの下に閉じ込められた生徒と教師たち。彼らが絶望の中でもあきらめず、必死に生きる望みを持ち続けられたのは、一人の男子生徒、北野くんとのつながりだった。彼の言葉のひとつひとつが、私の心の中にも「望み」として突き刺さっている。もしもいつか私が絶望の中に取り残されたとしても、きっと北野くんの言葉を思い出してがんばれる、そんな気がする。そしてふと思う。私は女だけど、「3度の本気」はもう出したのかな。まだ、かな。まだこれからなのかな。
 藤谷治『世界でいちばん美しい』(小学館)は2013年のマイベスト本である。少々ぼんやりとしてはいるが、音楽に関して天才的才能を持つせった君のささやかで美しい人生と、その才能が故に引き起こされた悲劇。あぁ、私はもう絶世の美女にも後世に名を残す作家にも生まれ変わったりなんかしなくていい、だから神様せったくんをもう一度この世に生まれさせてください。お願いしますお願いします。

【精文館書店 中島新町店(愛知県)久田かおり】



「再生」を願う天使の歌声が大きな力となって結実する時
d0315665_2042283.jpg

『SLAM DUNK』といえば三井寿」の自分にとって、「再生」は漫画から小説、ノンフィクションまでいろいろな作品の名前が思い浮かぶテーマである。本来なら悩みに悩んでいくつかを厳選し紹介したいところだが、今回はあえてひとつに絞る。

『ANGEL VOICE』(秋田書店)という高校サッカー漫画がある。二〇〇七年に『週刊少年チャンピオン』で連載が始まり、現在単行本は37巻まで刊行。著者は古谷野孝雄。まだ続いている作品だが、物語は大詰めを迎えている。

未完の作品をおすすめするのは少しこわいところがある。最終回まで何が起こるかわからないので、そこまで見届けてからのほうがより安心なのは間違いない。しかし、それでもあえて推すのは、作品のなかに張られたひとつの伏線が、あまりにも見事に回収されたからである。この伏線にかけられた時間と物語の重み。これを、一人でも多くのひとに見てほしい。

荒廃したサッカー部と、中学時代「最強」と呼ばれた四人をはじめとする不良高校生たち。部の再生を託された新監督は、チームの柱として「最強」の四人を入部させるところから始める。しかし廃部推進派からは、県ベスト4入りできなければ廃部という条件を突きつけられてしまう……。
と大筋のストーリーを説明するとわりとよくある感じで、目新しいところはないように思われる。それでもこの漫画が読ませるものになっているのは、彼らがとにかくよく練習し、汗を流し、その結果少しずつ上達していくからだ。走るシーンの多さは、数あるサッカー漫画の中でも図抜けているのではないだろうか。心身のポテンシャルは高いとはいえ元々は基本的に素人揃いのチーム、その上達ぶりは高校サッカーの当事者が見たらリアルではないところもあるのかもしれない。しかし、リアリティは感じられる。それが、巻を追うごとに説得力を帯びてくるのだ。かつては大差で敗れた相手との差が、少しずつ詰まっていく。
そしてもうひとつ、忘れてはならないのがマネージャーの存在である。『ANGEL VOICE』というタイトルは、彼女の歌声に由来する。チームになくてはならないその声は、物語を動かす大きなカギとなる。

巻数の多さに少しひるむかもしれない。しかし、自信を持っておすすめできるスポーツ漫画だ。

【七五書店(愛知県)熊谷隆章】



生き直すための物語
d0315665_20441834.jpg

 ばあちゃんの葬式の間中、ハンカチの出し入れをするたびに、葬祭用の小さなハンドバックに無理やり押し込んだその文庫が目に入った。木原音瀬さんの『秘密』(講談社文庫)。葬式にBLを持ち込む私も大概だと思うが、天国のばあちゃんに誓って言えることは、これが『箱の中』に勝るとも劣らないBLの至宝たりえる面白さであったということだ(箱の中については、はれどくバックナンバー2号でご確認ください)。
 心も体もがんじがらめに束縛する恋人のDVから逃れるため、最愛の人を手にかけ、その遺体を冷凍庫へと隠し、安宿がわりの夜の相手を求めて彷徨っていた啓太は、徘徊先でふらりと立ち寄ったゲイバーで充と出会う。ある欠陥のせいで家族から疎まれて育った充と、殺人の罪悪感から悪夢に襲われ一人で眠ることが出来なくなった啓太は、求めあい、惹かれあい、互いを必要とする思いはやがてどうしようもないほどにもつれあってゆき、愛はやがて誠意という形を成そうとするのだが……。
 人間というのは 〝 変われる 〟 生き物だ。生きている人間が 〝 生まれ変わる 〟 ことは出来ないが、〝 生き直す 〟 ことは出来る。人間を形作っている薄皮は案外ぺろんと剥けるのだ。『秘密』で描かれるようにそのきっかけは人との出会いかもしれないし、もちろん本との出会いが人生観を変えることもある。
 私にとっては白石一文さんの『翼』(光文社)がまさにそれだ。主人が本当に自分の運命の人なのか。きっと死ぬ時までわからないと思っていたその答えがこの本の中にあった。
 理由あって人間界で暮らしたいと願う妖怪たちの手伝いをする境目屋の仕事を通して、人と妖怪の切なくも温かい交流を描くオイカワマコさんの『花鬼扉の境目屋さん』(徳間書店)も新しい門出の物語だ。新しい人生なんて、今この瞬間から、いくらでも、何度でも出来るのだ。
 此岸と彼岸を隔てるものをゆるやかで大きな愛情で包み込んで描く椰月美智子さんの『消えてなくなっても』(KADOKAWA)は装丁の可愛らしさや作中に登場する河童に萌え萌えしていると、足元をすくわれるのでご注意を!

 念のため書き添えておくと、さすがに葬儀中に本は開きませんでしたよ? ただ、いやらしいこと考えていると車に酔わないというのは本当で、帰りの長距離バスに全く酔わずに帰宅。ヘソに梅干しより車酔いにはBLが効く! お試しあれ。

【成田本店 みなと高台店(青森県)櫻井美怜】



一冊に絞れな~いっっ!! ということで再生的な三作品
d0315665_2131057.jpg

 今回の晴読雨読のテーマは「再生」か。
再生、さいせい、サイセイ……。!? どうしよう、う~ん、どれにしようかとても迷う……。
 そうだ! こういうときは編集長に相談しよう! SSさ~ん、お忙しいところすみませんが、ちょっと聞いてください。実は今回、三つ候補作があるのですが、どの作品を紹介したらいいと思いますか?

 まずはですね、いせひでこさん『チェロの木』(偕成社)という絵本で、悠久を生きた木が楽器となって、森を守る人(祖父)、楽器職人(父)、そして音楽家から子供へと伝える、「一つの命は繋がっている。大事なのはその時々の自分で、気持ちは変わっていってもいいんだよ。」という想いが、とても素敵な画とともに描かれている絵本なんです。

 そしてもう一つの絵本が、百万回生きて、百万回死んだ。百万回の別れを経験しながらも涙一つ流さなかった自分大好き猫が、ついに涙した時とは……。佐野洋子さん『100万回生きたねこ』(講談社)は、大人も子どもも楽しみながら想いを巡らすことができる物語だと思うんです。

 あとはコミックなんですが、これは『路地恋花』(講談社)という話で惚れこんでしまった麻生みことさんの作品でして。継いだ旅館の廃業を決めた寡黙で一流な中年料理人と、そこに転がり込んで仲居になったワケアリ娘(美人)。二人での格別なおもてなしを通して変化していく主人の心と、明らかになっていく娘の真意がこの先どう繋がっていくのかがとても気になる作品なんです。あ、タイトルは『海月と私』(講談社)っていうんですよ。

 このうちのどれを紹介したらいいと思いますかね? え? そりゃあもちろん三冊ともお勧めの作品です! って・・・あれ? 私は今回、一冊紹介でしたよね? (笑)

【七五書店(愛知県)森晴子】



誰でも変われる
d0315665_21104313.jpg

 はれどくのテーマがRe-bornに決まったとき、すぐに一冊の本が頭に浮かんできた。朝井リョウの『もういちど生まれる』(幻冬舎文庫)だ。思い浮かぶもなにも、テーマをそのまま直訳しただけのタイトルだし、あまりにも安直すぎるかもしれない。でもこれは本当に素晴らしい作品だから紹介しない訳にはいかない。もっとたくさんの人に知られるべき本だと思うから。
 この本に収録されているすべての作品がほんとうに美しい。言葉の選び方、心理描写、どれもがとても繊細で、読んでいると文章がすーっと心に染み入ってくる。どの作品もなんだかちょっと切ない。だがそこがいい。切ないけれど、これから先に光はある。そんな感じが伝わってくるのだ。

 Re-bornというテーマにぴったりなのは表題作だろう。主人公は二浪で予備校に通う梢。双子の姉、椿は高校時代、読者モデルをし、大学には推薦で入学した。梢は椿よりもすべての面で少し劣っている。でも双子である二人は、よく似ていたから、子供の頃はよく入れ替わったりして遊んでいた。とあることがきっかけで、十九歳の梢が椿になりきって、椿の彼に会いにいく。そこからラストにいたるまでのシーンでは、まさに生まれ変わったような爽快な気持ちが心に広がることだろう。
 個人的にオススメなのは「燃えるスカートのあの子」だ。主人公の翔多にものすごく共感した。といっても翔多はチャラいし、お調子者だし、友人の礼央から「一番大学生っぽかったから……」とか言われちゃうような、自分とはまったく似ても似つかないキャラなんだけども。でも彼の置かれている状況(椿のことが好きだけど、椿には彼氏がいる。その思いは心に秘めている。椿が彼氏と別れたと聞いて、チャンスだと思ったら、今度は友人である礼央と椿が付き合い始めたことに気づく)はよくわかる。似たような状況って、きっと誰もが一度は経験しているんじゃないかな? そんなときの感情の描写が、リズムのいい文章に乗って描かれるラストは必見である!

 どんなことがあっても、人はそれを乗り越えて、自ら動いていかなきゃいけない。だれでも生まれ変わった気持ちで再スタートできる。自分で変わる意志さえあれば。そんなことに気づく素敵な作品だ。

【丸善 丸の内本店(東京都)田中大輔】



連載 H店長の漫画三昧
d0315665_21224481.jpg

 子供が生まれてからというもの、育児漫画というものを結構読んできました。他者の子育てと自分の子育て、他者の子供と自分の子供との共通項や違いを見つけるという読書は楽しかったし、漫画そのものが面白ければなおのこと。いくつか面白いものがあるなかで、有名漫画家同士の夫婦、しかも両者が育児漫画を描いているという贅沢パターンをご紹介。
 四コマ漫画界の天才(そこまで四コマ界に詳しくないくせに名付けるけど間違いない)重野なおき先生の育児四コマ漫画『よんこまのこ』(竹書房)と、同じく四コマ漫画家藤島じゅん先生の『マママのお仕事』(ジャイブ)。もう一組は吉田戦車先生の『まんが親』(小学館)、エッセイコミックを多数書かれている伊藤理佐先生の『おかあさんの扉』(オレンジページ)
 二者二様というか四者四様というか(笑)。それぞれがそれぞれの視点でそれぞれの作風で自分の子供や自分の夫・妻や自分たちの育児を見つめている様がとても興味深くたのしく読めるので、ぜひぜひ読み比べてみていただきたいです。同じ出来事を男は大事件のように描き、女はさらりと描いていたり。育児中に必死にネタ探ししているのは全員共通事項で、もう職業病だな、と(笑)。そもそも漫画がちょー面白い四人ですから、純粋にギャグ(ちょっとほろり)漫画としても楽しめます。
 もうひとつは少しジャンルを変えて。産科を舞台に妊娠・出産にまつわるドラマを描き続けている今話題の医療系漫画、鈴ノ木ユウ『コウノドリ』(講談社)をご紹介。
 週刊モーニングで短期集中連載後、その反響の大きさで連載が始まった『コウノドリ』。2014年5月現在四巻まで刊行中。二巻に収録され、Webでも無料で読める「無脳症」シリーズは全四話。胎内に宿った待望の赤ちゃん、その子に下された診察は「無脳症」。選ぶ道は人工中絶しかなく、それでも簡単に諦めることは出来ない。自分の体に生きる、命だから。夫婦の葛藤、コウノトリ先生の無表情に隠された苦悩。そして。
『コウノドリ』の中でも傑作と謳われるこのシリーズに、印象深い言葉があります。「出産は病気ではない だから皆幸せなものだと思い込んでいる 多くの妊娠出産を見れば見るほど思う 出産は奇跡なんだ」。妊娠出産には悲劇があります。驚くほど身近に、思ってもいないほどの高確率で。僕にも。だからこそ、無事に生まれてくれて、産んでくれてありがとう。
 生まれてくる命とそれを育む人々に、1秒でも多くの幸せがありますように。

【三省堂書店 新横浜店(神奈川県)比嘉栄】
[PR]
by haredoku | 2014-07-08 07:12 | 『はれどく vol.6』 | Comments(0)

『はれどく vol.6』 後篇

まだまだあるぞ! 「re-born;再生」な本!
d0315665_21482072.jpg

『スープの国のお姫様』樋口直哉(小学館)
食べ物には記憶も歴史も詰まっている。思い出も。そして力だけではなく、気持ちもよみがえらせることができる。たったひと皿のスープが持つ、これからの自分を切り拓いていく原動力。ほんと食べ物って偉大だなあ……。
【紀伊國屋書店 横浜みなとみらい店(神奈川県)安田有希】


『空色メモリ』越谷オサム(創元推理文庫)
デブがなんだ! オタクがなんだ! 非モテがなんだ! 自分で自分にレッテル貼って何になる? 殻は破る為にあるんだよ。ほら、恐れも迷いも小脇に抱えて、初めの一歩を踏み出してごらん。きっと生まれ変われるよ。
【丸善 津田沼店(千葉県)沢田史郎】


『太陽のパスタ、豆のスープ』宮下奈都(集英社文庫)
すこやかな言葉とおいしい食べものさえあれば、人生に取り返しのつかないことなんて滅多に起こらない。心がお腹を空かせたときは、宮下奈都さんの小説を読んでひとやすみ。そしたらまた、ゆるゆると歩きだせるはず。
【紀伊國屋書店 グランフロント大阪店(大阪府)星真一】


『室生犀星詩集』福永武彦 編(新潮文庫)
〝 ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの 〟
言わずとしれた「小景異情」の名フレーズ。心の故郷とも言うべき、まさに原点。読み返すたびに自分を取り戻せる。問答無用、さすが犀星(再生)だ!
【三省堂書店 神保町本店(東京都)内田剛】



d0315665_21492013.jpg

『カヌー犬・ガク』野田知佑(ポプラ文庫)
小さい頃学区内を流れる小川でよく遊んだ。護岸工事されていない正しい日本の川だった。本書にはもう再生されない正しい日本の川がたくさん詰まっている。思いをはせ、川に行きたくなる。
【TSUTAYA 枚方駅前本店(大阪府)鈴木正太郎】


『わたしをみつけて』中脇初枝(ポプラ社)
現実世界に生まれ変わりがあるとするならそれは過去のトラウマを乗り越え新たな一歩を踏み出す瞬間だ。これは一人の女性の「生まれ変わり」の物語。決して劇的ではないけれど、じんわりと心に残ります。
【蔦屋書店 イオンモール幕張新都心(千葉県)後藤美由紀】


『ヘレン・ケラー』砂田弘(ポプラポケット文庫)
「人の力になりたい」小さな頃から持ち続けている信念。ちょっとしたことで揺らぐ心。不器用で迷子になる心。そんな私を何度も支え、包み込み、強き心へと変えてくれている大切な一冊。
【山下書店 南行徳店(千葉県)髙橋佐和子】


『妖精配給会社』星新一(新潮文庫)
すべての短い物語を読むたび、古い自分が死に、新しい自分が芽生えるのが感じられる星新一のショートショート。こりかたまった感性にエル氏を! つまらない毎日にエフ博士を! 「ひとつの装置」でわたしは両頬をひっぱたかれた。
【丸善 津田沼店(千葉県)酒井七海】



d0315665_546213.jpg

『映画篇』金城一紀(新潮文庫)
映画をモチーフにした5つの短編は、どの作品も誰かを救う物語になっています。なかでも「太陽がいっぱい」は今回のはれどくのテーマに合った作品で、物語の持つ力を感じさせてくれる素晴らしい作品です。
【堀江良文堂書店 松戸店(千葉県)髙坂浩一】


『伏 贋作・里見八犬伝』桜庭一樹(文春文庫)
江戸時代のベストセラーの一つだった「南総里見八犬伝」は芝居、映画、人形劇、アニメ,漫画になり様々な作家の手で小説になってきた。その最も新しい姿がコレ。新しい舞台を得て躍動する、時を超え生き続ける物語の力を感じて!
【明林堂書店 日出店(大分県)後藤良子】


『屍者の帝国』伊藤計劃 円城塔(河出書房新社)
伊藤計劃の未完の絶筆を円城塔により書き継がれた物語。その意味でも「再生」された物語なのですが、この世界ではフランケン技術が発達して屍者たちが「再生」され、ワトソンやMやレッド・バトラーなどの有名な物語の登場人物が「再生」されるまさに「再生」の物語(でも、わたしは本当はこの物語は円城塔さんから伊藤計劃さんへのラブレターだと思っています)。
【紀伊國屋書店 横浜店(神奈川県)川俣めぐみ】


『盤上のアルファ』塩田武士(講談社文庫)
職を失くし、家も失った彼に残ったのは、かつて夢破れた将棋の道だけだった。冬でも黒タンクトップ1枚の暑苦しい男・真田信繁。僅かな可能性に掛けてギリギリの勝負に挑む男に周りもそして読者も気付けば熱く応援する!
【サクラ書店 平塚ラスカ店(神奈川県)栁下博幸】



d0315665_5563586.jpg

『ルリユールおじさん』いせひでこ(講談社)
木のこぶのようなデリケートな魔法の手。この手で修復され丈夫に装丁されるたびに、本は新しい命を生きる、未来に向かう。仕事をする手に見入ってしまう。本にぴたっと吸い付く手、ほしいと思ってもそれは叶わない。
【書店員・ころころむし】


『星河万山霊草紙』鈴木有布子(講談社ITANコミックス、全2巻)130年前に行方不明になった夫・天馬を待ち続ける遠い祖先のケヤキの精「ほおずき」に想いを寄せる少年一歩(かずほ)。そんな一歩に次第に惹かれ始めるほおずきであったが……。輪廻に操られる二人の想いの先に幸せは訪れるのか?
【黒木書店 井尻店(福岡県)原田みわ】


『嫁の遺言』加藤元(講談社文庫)
右向き三角形「▶」は世界共通で「PLAY(再生)」の意味。その昔、磁気テープを左から右に送りながら再生していた名残り。ラジカセやVTRを知らない世代に「巻戻し」はもう理解できないのでは。懐かしさ漂う短編集。「カサブランカ・ダンディ」が頭から離れません。
【明林堂書店 大分本店(大分県)前畑文隆】



衝撃保証! のオレ的三大再生物語
d0315665_611380.jpg


 ミステリマニアで有名なわたくしですが、実は「タイムスリップする小説」が大好物です。今までで観た映画のマイベストには「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作を絶対入れるし、かつて自分のホームページで「タイムスリップ小説」のデータベースを作ってたこともあります(今はもうありませんが……)。今回は「再生」がテーマということで、タイムスリップネタとミステリの融合という、まさに私好みの作品を二つ紹介しましょう。

 西澤保彦『七回死んだ男』(講談社文庫)。同じ一日を九回繰り返す「反復落し穴」に嵌った男が、その反復中に祖父が殺されるのを阻止しようとするが、反復するたびに別の方法で祖父が殺されてしまう……設定も奇妙なら真相も驚愕、「こんなアイデアがあったのか!」と刊行当時に衝撃を受け、西澤SFミステリの大ファンになったものです。今や時空SFミステリの定番。
 乾くるみ『リピート』(文春文庫)。謎の男の招待を受け、記憶を維持したまま十か月前にタイムスリップした十人の男女が次々に死んでいく……。いま、『イニシエーション・ラブ』が「二度読み必至!」とかで売れまくってますが、趣向の面白さではこちらも負けてない。というか、実はこちらも再読必至。『イニ・ラブ』だけが乾くるみじゃあありませんぞ。なお本書には、大森望さんによる懇切丁寧な「タイムスリップ小説解説」もあるのでお得です(『七回死んだ男』も登場します)。

 そしてもう一作、今回のテーマにぴったりな作品を紹介します。こちらはホラーですが。
 綾辻行人の「再生」という短編(角川文庫『眼球綺譚』収録)。特殊な病に苛まれた挙句、自分の顔を暖炉で焼いてしまった妻。身体を切ってもその部位が再生される、という彼女の話を信じて首を切り落とし、首の「再生」を待ち望んだ夫であったが……ちょっと哀しい話だなあ、と思いながら読んでて、ラストで思わず「うわあっ!」と声を上げてしまった記憶があります。

 ところで、「再生」→「リボーン」→「リボン」、リボンといえば、AKB48総監督・高橋みなみのトレードマーク。というわけでここからはAKBの話でも……あ、字数が尽きた。(ちなみに乾くるみさんは在宅AKBヲタなのです。ほら、無関係じゃないでしょ?)

【啓文社 コア福山西店(福山市)三島政幸】



一寸先は闇か光かなんて、自分次第なんだ
d0315665_67363.jpg

 ある日「僕」は拾われたらしい、拾ったのは「山崎さん」という姉さん。いえ、ワタクシではありませぬ。そんな面白そうな出来事あったら絶対に誰にも言わないもの、ねぇ。過去については触れず、淡々と現在の「僕」が積み上げていく不思議な手触りの物語は中村航作品としては珍しいかと。【履歴書】が客観的に自分を表すものなら『リレキショ』(河出文庫)は新しい自分を再生するものかもしれない。

 四人の女子高生のそれぞれの立ち位置から見た今と、目指す未来。生真面目に時には茶化しつつも歩きだそうとしていたはずだったのに。椰月美智子『その青の、その先の、』(幻冬舎)。彼氏・亮司の事故、想像を超えた付随する出来事に、亮司は哀しい選択を下そうとする。まひると亮司が思い浮かべた未来地図は叶うのか。絶望と生まれ変わることの間にはきっといくつかの糸があってどの糸をつかむかで明日は変わる気がする。

「再生」には取り戻すの意味もある。朝陽昇『空想郵便局』(マックガーデン)。全てに執着なく何となく生活を続けている、高校生の真今。雨の中走るバイクから妙に癇に障る鳩を注視していた為に事故・意識不明の重体となる。あの世とこの世の端境の世界で目覚めた真今は生き返る為に「配達人」を引き受ける羽目に。自分が「生きる」ことと家族の一員として「生きる」意味を考えさせてくれる。まさか諸悪の根源の鳩が○○になるとはねぇ。

 もう一つ。木根尚登『キャロル』(角川文庫)。取り戻すのは肉体や思想、政治だけとは限らない。この本で取り戻したいのは「歌」。とあるイギリスの街に住むキャロル・ミューは歌うことが大好きな少女。当たり前の毎日から突然世界は音のない、歌うことなどありえない異空間へ変貌を遂げる。そんな中、何処からかキャロルを呼ぶ声が聞こえてきた。「失われた歌を取り戻して欲しい」と。声に導かれるままキャロルは森へと足を踏み入れて行く……。ん、どっかで聞いたよーな? と思った方もいらっしゃいますよね。TM NETWORKのアルバム『CAROL』の原作がこちらなんです。音の無い世界を再生する為にキャロルの戦いが始まります。……紹介しておいて何ですがこの本、絶版なのです。あう、石投げないで下さーい! 本当に良い物語ですから重版して欲しいと切に切に願っております、はい。

【紀伊國屋書店 名古屋空港店(愛知県)山崎蓮代】



連載 有楽町の食いしん坊・新井見枝香の “ 読んでから食う? 食ってから読む? ”
d0315665_626465.jpg

「お前はまだサンセイドーを知らない」

はじめまして。僕は三省堂書店有楽町店でアルバイトを始めたばかりの大学一年生です。最近読んでいちばんおそろしかったマンガは、井田ヒロト『お前はまだグンマを知らない1』(新潮社)です。
グンマ人は、トチギのスパイらしき者を見つけると、幅広で弾力のある桐生名物ひも川うどんで捕縛し、よそ者が食べると死に至るという焼きまんじゅうを口に突っ込んで拷問するそうです。そして僕もまた、「まだサンセイドーを知らなかった」ため、同じような恐怖体験をしました。仕事が終わったあと、買い物をしたときのことです。
いちばん優しい社員の新井さんがレジに立っていました。
「はい、クレジットカードね。ポイントカードは?」
「あ、いいっす」
「嘘でしょ?」
「カードだらけでお財布パンパンになっちゃってて・・・」
「チンチンチーン」
新井さんは、レジ脇に設置された、混雑時に鳴らすベルを鋭く叩きました。
いつもの笑顔は跡形もなく消えて、今は般若の形相です。
「捕えろ! こいつはスパイだ! クラブ三省堂カードを持っていない! しかもクレジットカードにTポイントが付いている!」
僕は、先輩アルバイトたちに雑誌を縛るビニール紐で手足を拘束され、正座した腿に『ゼクシィ』を五冊乗せられました。重い、重いです!さらに新井さんが乗ってきました! お尻が近い、近いです!
「貴様ぁ、Tタヤで買ってTポイントを貯める気か!」
「いや・・・勘弁してください。もうカードが入らないんです」
「それならクラブ三省堂のアプリがあるではないか」
「あ、よくお客様がスマホでバーコードを見せてくる・・・」
「そうだ、それなら一ミリも場所を取らんだろうが」
手首の紐を解かれた僕は、その場で入会し、スマホにアプリを入れ、クレジットカードを解約し、ようやく『ゼクシィ』をどかしてもらいました。
これで僕も、サンセイドー人です。駅前のファミマで貯めたTポイントは返ってきませんが。
(クラブ三省堂カードWeb入会はこちらから→http://www.books-sanseido.co.jp)

【三省堂書店 有楽町店(東京都)新井見枝香】



ひとりの男の人生が詰まった傑作短編
d0315665_723113.jpg

『観光』ラッタウット・ラープチャルーンサップ ハヤカワepi文庫

タイ、バンコク出身の著者による短篇集。
特に紹介したいのはこの中の一篇「こんなところで死にたくない」。
再読直後、鼻水をすすり涙目でこの原稿を書いている。

老境の主人公ペリーは卒中で倒れ半身麻痺になり車椅子の生活。いまや息子夫婦に介護をされている身。しかも故郷アメリカから遠く離れた異国のタイ、バンコクである。息子ジャックの妻はタイ人。孫は混血で自分とは似ても似つかない。息子は異国の言葉を話すので他人に思え、外へ出ても外国人である自分への好奇や同情、哀れみの眼差しが気にかかる。
孤独なのだ。
ペリーの望郷の念は強まるばかり。
亡くなった妻との思い出。
親友であるマックとの最後の外出。

言うことを聞かない体。
幼児に接するような態度を自分にとる息子夫婦。
ペリーは周囲に悪態をつくしか無い。
「こんなところで死にたくない」と。

そんなペリー、息子ジャックと妻ティーダ、孫のガールとボーイの五人で移動遊園地に遊びに行く。

息子ジャックとティーダのダンスを眺め、息子の成長と人間的な素晴らしさを知るペリー。

バンパー・カーにペリーが乗り込み、動く左手と左足で運転し、自らの意思でジャックや孫にバンパー・カーをぶつけていく。笑いが止まらないペリー。
家族皆心から笑い、バンパー・カーをぶつけ合ってははしゃぐ。

ペリーはもう「こんなところで死に無たくない」と呟くことはないだろう。
息子夫婦、孫二人、自分の血の繋がった家族がここにいる。
親から子、子から孫へと家族は繋がり続けていく。終と再生を繰り返すのが人生なのだ。

異国での孤独。望郷の念。先立たれた妻、もう二度と会えない友人。息子家族との疎外感。父親としての威厳。祖父としての寛容。一人の男の人生と家族に受け継がれる人生。一人の男の全てが詰まった傑作短篇である。

ほか、母と息子の絆を描いた表題作「観光」や闘鶏にハマる父と娘の「闘鶏」など七篇が収められているが、
現実に向かい合う中で揺れ動く人々の心情。そして情景が丁寧に描かれたこの短篇集は、何度も読み返し、何度も薦めたくなる大好きな一冊なのだ。

【進駸堂 中久喜本店(栃木県)鈴木毅】



連載 店長・成川真の“ 右往左往 ”
d0315665_753831.jpg

 本屋さんってとっても特殊な職場だと思います。
まあその、スタッフ募集の張り紙で時給とかを見てもらえば一目瞭然でわかるのですが、ボロ儲けできる商売でもないですし、社員の給料もや、や、安…………なんでもありません(察して)。
 これには諸説ありますが中でも有力な仮説は、元々は本屋の始祖といわれている、平安時代に『源氏物語』を編集・販売した藤原何樫という公家が、『編集』より『販売』の手取り比率を小さく設定したことが1,000年経った後の現代にまで尾をひき、書店の取り分が少なくなっている原因だとか、ちがうとか(信じちゃだめよ)。
 さてさて、そんな薄幸ならぬ薄給の書店員ではありますが、実は『やりがい』という他の職業を大きく上回るアドバンテージを持っているわけです。
 本が好きだ。
 それだけでご飯が三杯食べられます。
嘘です。
……その一点で、他のどんなことにも耐えてしまう屈強の精神力の持ち主、ツワモノがこの業界にはたくさんいるわけです。まあ、一種のヘンタ……究極の本好きです。
 会社員である前に書店員、書店員である前に人間、人間である前に本好き……そんな理論でオールOKな人がたくさんいまして、この業界ではエンゲル係数ならぬホンゲル係数(家計の消費支出に占める雑誌・書籍購入費のパーセント)なる言葉が、公然と飛び交うわけであります。
 「ご飯を節約して本を買う!」
 これに関しては、嘘でも冗談じゃないんですよ。
 さてさて、そんなヘンタ……究極の本好きが集まる書店員同士が、何かの折りに知り合いになったりすると、会社が違うとかまったく関係なくなったりします。もちろん、ライバル書店だったりすると競争心がまったくないとは断言しませんが、前述した通り「人間である前に本好き」なわけですから、本の話をするとめちゃくちゃ盛り上がって、他のことが関係なくなっちゃう。
 そういえばついこの前聞いた話ですが、とある書店員の知り合い同士が、ファミレスで七時間半もノンストップで本の話をしていたそうです。終わった後、「まだ話し足りないなあ」なんていっていたそうで。なんでも一日のうち二食をそこですませたそうですけどね、ファミレスにしてみればたまった話じゃないですよね。
 え? 誰のこと? あ、あくまで聞いた話ですよ! 誰かは白状し……言えません!
 小説が好き、マンガが好き、ノンフィクションが好き、ビジネス書が好き、絵本が好き、BLが好き、etcetc……。毎日本に触れ合えて、POPでおもしろかった本をお薦めして、それが買って貰えたりして。そんな些細なことが、とっても嬉しくて、一人でも多くの本好きを増やそうとがんばっている書店員さんが日本各地にいます。
 ほとんどの書店員のPOPの原点は、「この本を売りたい!」ではなくて「この素敵な本を読んでもらいたい!」だったりします。さあ、明日から本屋さんでPOPの文言を眺めてみましょう。そして、『ああなるほど、ヘンタ……究極の本好きだなぁ』とニヤリと笑ってやりましょう。
 ちなみに、この晴読雨読に参加している書店員はすべて究極の本好…………ヘンタイです!
 (あれ? どっかまちがったか?)

【ブックポート203(神奈川県)成川・裸・真】



掲載作品リスト
書肆情報は『はれどく vol.6』作成時のものです。
d0315665_774685.jpg

[PR]
by haredoku | 2014-07-07 21:51 | 『はれどく vol.6』 | Comments(0)